◆バックナンバー
◎新学期の幼稚園◎


 2月から4月まで研修会が続いて、教育相談への回答ができなかったことをお詫びいたします。今後はがんばってできるだけ早く回答するように努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 ただ、医学的なご質問は、お医者さんでない以上、治療法についてはお答えいたしかねます。また、園内でのケガ等に関わる園への対応についてのご相談は、客観的な状況と園側のお考えをお聞きしないと判断できかねることもあり、一般的なお答えしかできない場合もありますので、ご承知おきください。


入園まもない幼稚園
ご入園・ご進級おめでとうございます!


 お子さんは新しい制服、新しい靴、ピカピカの笑顔でその日を迎えられましたか? もちろん泣かれたお子さんもいらっしゃるでしょう。泣いているお子さんを見て「どうしてうちの子が・・・」なんて思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

 お母さん、どうぞあせらないでください。お子さんは新しい環境にぶつかったのですからとまどいがあって当然です。お母さんの方に不安があると、お子さんはそれを敏感に察して、なおさら不安が大きくなるものです。ゆったり、おおらかな心で、お子さんを見ていてあげてください。必ず、お子さんは幼稚園で大きく育ちます。(絶対に、100%確実に、です。この喜びがあるから幼稚園教諭はやめられません)

 これからの2年ないし3年のあいだには、大波小波いろいろな出来事があるでしょう (ときには身がすくむことも・・・) 。でも、お子さんの成長に接したときの感動で、そんな些細なトラブルは吹き飛んでしまいます。どうぞ、お母さんもお子さんとともに幼稚園に入園したつもりで、しっかり幼稚園生活を楽しんでください。

 そのためには、クラス役員など、幼稚園のお手伝いに応募されて(もちろんできる範囲で・・・)、どんどん幼稚園に顔をだされるのもいい事だと思います。お子さんもお母さんのお顔を見て安心されるでしょうし、お母さん自身、お友達の輪もひろがります(いいお医者さん、かわいいお洋服の情報もはいってきますよ)。積極的なお子さんに育てたいとお考えなら、ご自身も積極的に幼稚園の活動に参加されてはどうでしょうか。お母さんの姿を、お子さんはよく見ておられますよ。


5月の幼稚園◎
―お弁当についてお願い―


 さわやかな風を感じる5月になり、お子さんも園に慣れて、泣く事も少しずつ少なくなってきたのではないでしょうか? でも中には、GWの長いお休みでまた元にもどってしまい、泣いているお子さんもいらっしゃるかもしれませんね。

 園では、給食やお弁当がはじまった頃です。お弁当に、どのようなおかずを入れようか、頭を悩ませておられる方はいらっしゃいませんか? ここで、お弁当についてお願いしたい事をあげてみましょう。
 

あまりがんばりすぎないで…
 たくさんの種類のおかずを入れて、まるで大人のように大きなお弁当をもってくるお子さんがありますが、幼児はそんなにたくさん食べられません。これから暑くなればなおさらです。はじめは、少な目でちょうどいいでしょう。

全部食べられる量にして…
 食べられるものだけ食べて、あとは残しなさいとおっしゃるお母さんがいます。そんな子の中には、お母さんが残していいって言っているからと、ほとんど残したり、食べ物を粗末に扱う傾向が見られます。出された物は残さず食べる習慣を身につけるためにも、また、他の国には食べたくても食べられない子たちがいるという心の教育のためにも、これは決して感心できる事ではありませんので、まず全部食べられる量にして、食べたという満足感を味わわせてあげましょう。

嫌いな物はほどほどに。
 みんなと一緒だから食べるだろうと、ここぞとばかりに嫌いな物をたくさん入れるお母さんがいらっしゃいます。でも嫌いな物ばかりだと食べる楽しみがなくなりますので、お弁当がいやになってしまいます。例えばキュウリが嫌いなら、2〜3枚程入れる程度からはじめてみてはいかがでしょうか。

簡単グッズの小物で決める…
 できるだけ簡単に開けたり閉じたりできるお弁当箱やナフキン、お箸箱でそろえてあげてください。ナフキンで包む場合はゴムで止めてあげるとか、固むすびなら結び方を教えておいてあげるとか、もちろん園でも指導されると思いますが、お弁当箱が子どもの負担にならないようにしてあげてください。

水筒には当日沸かしたお茶を…
 水筒も扱いが簡単で、軽い物を選びましょう。ステンレス製はやめてください。ステンレスの水筒は重いので事故につながる事が多々あります。
 前日に沸かしたお茶を冷凍して持たせるお母さんもいらっしゃいます。冷たいお茶を飲ませてあげたいというお気持ちはわかりますが、まだ幼児ですので、冷たすぎるお茶はおなかによいとは思えませんし、凍ったお茶は、溶けてから足がはやいと聞きますので、当日の朝に沸かして、さましてから水筒に入れてあげましょう。

 O-157の事もありますので、食材、調理法などを吟味しながら、衛生的で楽しい食事の習慣をつけてあげてください。