◆バックナンバー
◎11月〜12月の幼稚園◎
子どもを交通事故から守りましょう

  先日とても怖い状況に出会いました。
 私の家の近くに大きな五差路があり、よく事故があります。その日、夕方6時ごろでしたが、1〜2歳と4〜5歳の男の子をつれたお母さんが信号待ちをしていました。お母さんは上の男の子と話をしていて、下の子の手を離していたのを遠くから見かけました。
危ないなぁと思いながら近づいていったのですが、案の定、下の子がトコトコと前の方に歩きだしました。そこは坂になっていたので、よけいに前のめりになって、今にも転びそうです。あっという間に横断歩道のところまで行き、まさに足を踏みだしかけた時、大きなトラックがカーブを曲がってきました。
幸い事故にはなりませんでしたが、トラックのスピードがもう少し速かったら、間違いなく轢かれていたでしょう。
 お母さん方はご存じでしょうが、子どもの足は思ったより早いものです。毎日のことでお母さん方も大変でしょうが、子どもの命は周囲の大人が守ってやらなくてはいけませんし、子どもにも、自分自身で守るように教えていかなくてはなりません。
 公園でお母さん同士話をしている時でも、どうぞ、お子さんから「目」を離さないでください。手をかけるのではなく「目」をかけてやるのです。年末からお正月にかけて、お子さんたちにとって楽しい行事がいっぱいです。楽しいお正月を迎えるためにも、くれぐれも怪我や事故に気をつけてお過ごしください。
 ご参考までに、幼児の交通事故の実態と、幼児を交通事故から守るポイントを、TOYOTAのホームページで見つけました。興味のある方はまたそちらも御覧ください。

●幼児の交通事故の実態
 (1) 「飛び出し」事故が半数以上を占めています。

飛び出し
51.6%
駐車車両の直前直後の横断
12.9%
一人歩き
12.9%
走行車両の直前直後の横断
9.1%
横断中
4.6 %

(2)午後4時〜6時がもっとも危険な時間帯です。

 
死者
負傷者
午後4時〜6時
22人
2083人
午後12時〜2時
16人
974人
午後2時〜4時
11人
1532人

(3)幼児の交通事故は週末に増えています。

 
死者
負傷者
18人
1252人
16人
1001人
12人
903人

(TOYOTAホームページより)


◎10月の幼稚園◎
絵本について―その1

 読書の秋といいますが、お母さん方は、お子さんに、絵本をどのようにあたえておられますか。今回は絵本について、よくある質問にお答えしたいと思います。

Q. 同じ本ばかり読んでほしいとせがんだり、借りてきたりします。違う本を借りなさいといったほうがいいでしょうか?
A. お子さんは、きっと、その本が大好きなのでしょうね。何度でも繰り返し読んであげてください。子どもたちが幼稚園の絵本を借りるとき、すでにお家にある本だとか、先生に読んでもらった本など、知っている本を借りる傾向がよくみられます。そのために私は、いろいろなジャンルから幅広く本を選んで読んであげるように気をつけていました。
 例えば、お子さんと二人で本を借りに行ったとします。そこで1冊はお子さんが選び、あと1冊はお母さんが選ぶといったようにして、本の世界を広げていってあげたらいいのではないでしょうか。

Q. 一人で本を読ませることが、自立につながるでしょうか?
A. とんでもありません。幼児の場合、絵本は読んであげるものだと思ってください。自分で本を出してきて見ているのなら別ですが、その場合でも、本を読むというより、絵を読んでいるということが多いと思います。
 拾い読みではストーリーを楽しむことはできません。字を読める事と絵本を読むこととは別です。絵本への興味をうすれさせないために、また、空想の世界を楽しませてあげるためにも、ぜひ、お母さんや身近な人が、生の声で読んであげてください。

Q. 思い切り感情をこめて、登場人物になりきって読んでいます。
A. 棒読みではなく、ある程度の感情表現は必要でしょうが、あまりおおげさにやると、聞いている子はその声色に酔ってしまい、肝心のストーリーがぼやけてしまいがちになります。あまり絵本に興味をもたない子には、ご質問のような読み方もいいと思いますが、落ち着いてお話を聞けるようだったら、おおげさな手振り身振りや声色はひかえて、お話主体にしてみましょう。

 子どもの情緒の安定を促すためには、絵本を読んであげることはとてもいい方法です。忙しい生活の中で絵本を読んであげる時間を見つけるのは大変でしょうが、できれば毎日10分〜15分で結構ですから時間を作ってあげてください。そして、ゆったりとした気分で、やさしいしぐさと笑顔で読んであげてください。「本を読んであげるからはやく来なさい」などと怒りながら読むのでは、何の意味もありません。