●第18回 幼稚園見学会 報告●
こばと幼稚園:『心の教育』
(富山県/高岡市)
見学記 山崎一樹 岩戸幼稚園/神奈川県
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| 前日の雨のお陰か、見学会当日はとてもよいお天気に恵まれ、爽やかな空気が迎えてくれました。 富山県高岡市という歴史ある街の中、創立50年という長きに渡り幼児教育に取り組んでおられる『学校法人華徳学園 こばと幼稚園』を見学させて頂きました。 『こばと幼稚園』は、仏教園ということもあり,お寺を中心に園舎が建てられています。建てられ方がとてもユニークでお寺を真ん中に挟んだ形で園舎があり、子ども達はお寺・庫裏を自由に行き来しているそうです。畠山遵理事長先生は「サンドウィッチ幼稚園です。」とにこやかにお話をされていらっしゃいましたが、お寺の中を自由に行きかう子ども達の姿を見て、普段の生活の中から仏様に触れ合う園生活を実践されていらっしゃるのだなと感じました。最初に拝見させて頂いたのが、年中児の仏参。子ども達は静寂の中、きちんと背筋を伸ばして正座をし、仏様に両手を合わせて拝む姿に感動しました。 現代社会という、物が豊かで我慢をしなくてもよい環境にいる子ども達に『心の静寂』を伝えることは幼児教育に携わる我々が大切にしなければいけないものなのだなと改めて感じる場面でした。 仏参が終わり、年長組の男の子による空手を拝見させて頂きました。幼稚園の教育活動の中で『空手』を取り入れていらっしゃる幼稚園を見学したことがなかったので興味津々でした。わくわくしながら二階へ向かうと「はっ!」と気合のこもった元気な声が聞こえてきました。そこには胴着を身に纏い、真剣な眼差しで拳を突き出す子ども達がいました。型を決め、拳や脚をくりだす子ども達は輝いて見えました。型を決めて『止まる』、拳を突き出して『止まる』静と動の動きのコンストラストはとても美しく感じました。仏参の時にも感じましたが、子ども達に『心の教育』をいかに伝えるかを真剣に考え、取り組まれていらっしゃるのだなと強く感じました。残念ながら女の子の日本舞踊が拝見出来なかったので、次回は是非拝見させて頂きたいと思いました。 『こばと幼稚園』の大きな特徴の一つが2泊3日のお泊まり保育です。通常、幼稚園のお泊まり保育は1泊2日です。保護者にも子どもにも離れる淋しさを感じて欲しいと2泊3日のお泊まり保育をされているそうです。親が子を、子が親を傷つけるという殺伐とした現代社会ではとても大切な取り組みだと思いました。お泊まり保育の中で、保護者からの手紙を子ども達各々が受け取り、涙を流しながらお返事を書く姿は『親子』の深い絆、信頼関係がいかに大切なものか、感じました。2泊3日のお泊まり保育終了後の親子の再会は感動的で、さらに親子の絆が深まった様子がひしひしと伝わってきました。 仏参、空手、日本舞踊、お泊まり保育に留まらず、普段の教育活動の中に『心の教育』を実践しようという姿勢が見受けられ、畠山遵理事長先生をはじめ、教職員の先生方の笑顔とパワーを感じることの出来た素晴らしい見学会でした。 |
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